本学では、聴覚に障がいのある学生に音声を文字に変えて伝える情報保障、車いすの学生の通学介助など、学生・教職員が協働・連携して障がいのある学生が必要とする支援を行っております。
これらの支援に直接かかわっているのは、多くの在学生たちです。聴覚に障がいのある学生に対する情報保障として、本学では主に、パソコンを用いる「パソコンテイク」と、ペンと紙を用いる「ノートテイク」を行っていますが、テイカー(情報保障者)として実際の支援に関わるためには、事前に講習会を受講して一定のレベルに達することが必要になります。
先日より、パソコンテイクとノートテイクの講習会が開催されていますので、その様子をお伝えいたします。
講習会では、先輩学生(先輩テイカー)が講師を務めます。
実際のパソコンテイクでは、2名1組となって連携して行います。講習会ではパソコン入力における基本操作から、パソコンテイク用ソフトウェアの操作方法、連携の際のルールなどを講師の先輩学生からレクチャーを受けることになります。ノートテイクは、2名一組となって、15分交替で行います。講習会では、要約の仕方や表記ルールなどのレクチャーを受けます。いずれも、講習会は週1回、計7回行います。練習しながらスキルを身につけていきますので、回を重ねることでできるようになります。