札幌学院大学

学長　河西邦人

　札幌学院大学は2021年度、公益財団法人大学基準協会による大学認証評価を受審しました。大学認証評価制度は、大学の質保証を目的に、国内の全ての大学が7年に1回、必ず受審することが法令で定められているものです。このたび、本学は文部科学大臣の認証を受けた機関である大学基準協会から、同協会が定める大学基準に適合しているとの評価を得ることができました。これは日頃から本学の教育研究活動にご理解・ご支援いただいているステークホルダーの皆様からの期待を励みに、教職員が一丸となって取り組んだ結果と受け止めています。
　さて、今回の認証評価においては、以下の6件が本学の「長所」として評価されました。
 

1. スカラシップ入試制度 （「学生の受け入れ」に関する事項）
2. FD（教育改善）の取り組み （「教員・教員組織」に関する事項）
3. コラボレーションセンターの取り組み（「学生支援」に関する事項）
4. 障がい学生支援 （「学生支援」に関する事項）
5. 社会連携の取り組み（「社会連携・社会貢献」に関する事項）
6. フェアトレード大学としての活動 （「社会連携・社会貢献」に関する事項）

　過去の認証評価において長所は1件（2007年度）、4件（2014年度）に留まっていたので、本学がこの間、力を入れてきた取り組みが6件も長所として評価いただけたことは誇りに感じます。
　また2021年度に大学基準協会の認証評価を受けた大学は49大学ありますが、長所の件数で見ると上位は金沢大学（10件）、明治大学（8件）、藤田医科大学（7件）となっており、本学はそれに次ぐ件数でした。今回、本学がこのような大規模校に次ぐ数の長所を評価いただけたことは、教職員にとっても大いに励みになります。
　その一方で、大学基準協会からは是正・改善すべき点として複数件の指摘がなされていることも事実です。今後はそうした指摘の改善に向けて一層励行し、鋭意努力を続けてまいります。