2020年5月4日
札幌学院大学学長
河西 邦人
新入生・在学生の皆様、保護者の皆様、5月4日より本学は授業を開始いたします。例年より約1ヶ月遅い授業開始となります。新型コロナウイルス感染拡大予防のために、本学では5月中は全学部で遠隔授業を行います。
この1ヶ月間、本学では組織のレベルにおいても、授業担当の教員一人一人においても、教育を支える職員においても、遠隔授業の実施に向けて全力で準備をして参りました。遠隔授業に関する本学の方針は次の通りです。なお、この方針は4月22日現在のものですので、期間に関しては延長することもあり得ます。
- 学部教育について5月中は全学部「遠隔授業」とします。面接(対面)授業は例外なく5月中は行いません。
- 遠隔授業は5月中で終了し、6月以降は、通常の授業に切り替えることを予定しています。
- 遠隔授業の手法は、「Moodle(遠隔授業システム)にアップロードされた資料を受講者が閲覧し、オンデマンドで学修する方法」を標準としています。
上記の遠隔授業に関する本学の方針の前提には、大学構成員の健康を守ることがあります。大学構成員とは学生、教職員を直接的に意味しますが、その家族までを視野に入れています。
方針の目的は、現在のような緊急事態において、教員ひとりひとりができる工夫を行い、学生に対して教育の質を保証することにあります。また、緊急事態宣言が出ている期間中は原則として学生の構内立ち入りを制限することで、学生および教職員の感染リスクを低減させることを目指します。教育の質を保証することとは、文部科学省の通知に準じて単位認定の説明ができる水準を維持するということです。
全学的な標準として定めている遠隔授業の手法は、ネットワーク環境の善し悪しにかかわらず学生の皆さんが安定した形で授業を受けることができる、「学びをとめない」ために最適な方法です。
遠隔授業に関する本学の方針とその考え方について、以上、お知らせいたします。本学の方針と考え方について、ご理解の上、ご協力いただければありがたく存じます。
以上