札幌学院大学(学長 河西邦人)は、北星学園大学とともに国内で第2号(北海道内第1号)となる「フェアトレード大学」に認定されることが決まりました。
札幌学院大学の理念の4つの柱「自律」「人権」「共生」「協働」は、国連が掲げているSDGs(持続可能な開発目標)とも合致し、教育を通してSDGsへ貢献していくことを目指しております。フェアトレードという公正な取引を通じ、発展途上国の生産者の生活改善や自立を支援し、児童労働等の人権問題をなくす取り組みが、SDGsの目標12「持続可能な生産と消費」を達成する象徴として位置づけられています。これまで学内外で取り組んできた教育・研究活動が評価され、この度、札幌学院大学は「フェアトレード大学」に認定されることが決まりました。
札幌学院大学では、学生が中心となってフェアトレードの推進活動に取り組み、学内外で数々のフェアトレード普及キャンペーンを実施してきました。その活動は大学全体にも広がり、札幌のフェアトレードフェスタへの参加や、学内生協にてフェアトレード産品の販売、オリジナルのフェアトレードキャンパスバックの開発などが行われてきました。
2018年7月には、大学全体で「フェアトレード大学」を目指すことの合意形成がなされ、経営学科の橋長ゼミ・経営学部学生自治会・学長によって「札幌学院大学フェアトレード大学憲章」を策定し、2019年1月に発表しました。そして、2019年4月に「一般社団法人日本フェアトレード・フォーラム」にフェアトレード大学認定申請を行い、2019年9月3日に認定されることが決まりました。2019年10月に認定証授賞式が行われる予定です。
今後は、学生のフェアトレードサークルが中心となり、学内外のフェアトレードの普及・啓発活動を行い、社会に広くフェアトレードの意義を伝えていきます。
「フェアトレード大学」とは、大学全体でフェアトレードの推進活動に取り組んでいる大学を認証するもので、世界ではすでに170もの大学が認定されています。日本でも2014年に「フェアトレード大学」の認定基準が作られ、一般社団法人日本フェアトレード・フォーラムが認証機関として、審査・認定を行っています。