〈お知らせ〉障がい学生を支援!春休みテイク講習会を開催しています

障がい学生を支援!春休みテイク講習会を開催しています

障がい学生支援に関わる「窓口サポートセンター」では、3月22日(水)から24日(金)までの3日間、新たにテイク活動※に参加を希望する学生を集め、「春休みテイク講習会」を開催しています。

※テイク活動とは、聴覚に障がいのある学生のため、音声情報を文字に通訳することです。紙とペンを用いる「ノートテイク」やパソコンを用いる「パソコンテイク」があります。
春休みテイク講習会の様子
先輩テイカーによる説明
初日は、先輩テイカー※の杉澤 榛高さん(臨床心理学科1年)から 聴覚障がいについての説明や実際にテイク支援を受けている学生が体験談を話しました。聴覚障がいのある方のコミュニケーション手段は、口話(くちびるの動きを読み取ることで話しの内容を理解するコミュニケーション手段)や手話、筆談など、人によって様々です。

※テイク活動で支援する人のことを、テイカーと呼びます。
テイク支援を受けている高野 春香さん(人間科学科1年)は 、「普段の会話は、口話でのコミュニケーションですが、大人数の講義などでは専門用語も多く、口話を理解することが難しいこともあるので、テイク支援はとても助かっています」と感想を述べました。
春休みテイク講習会の様子
その後、講習会参加者は5人ずつのグループに分かれ、筆談を体験しました。初めて筆談を体験する学生も多く、最初は戸惑っている様子でしたが、先輩テイカーのサポートにより、次第にお互いの趣味の話などで盛り上がっていきました。2日目以降は、ノートテイクとパソコンテイクのグループに分かれて、テイク時のルールや模擬講義でのテイク練習を行う予定です。

本学では、ノートテイク、パソコンテイクだけでなく、ポイントテイク※や通学・生活介助※など手厚い支援で障がい学生をサポートしています。

※ポイントテイクとは、ノートを自分でとることが困難な学生のため、板書や講義の要点を書き取ることです。
※通学・生活介助とは、学校へ行く、教室へ移動することが困難な学生のため、介助者として移動などを手伝うことです。

  • 春休みテイク講習会の様子
  • 春休みテイク講習会の様子
  • 春休みテイク講習会の様子
  • 発行日: 2017年03月23日