人間科学科の4年生山口紗季さんは、昨年度にひき続き、北海道交通事故被害者の会による、いのちの大切さを伝えるパネル展を学内で開催しました。(2013年7月8日~12日)
山口さんは、自身も交通事故被害者遺族として活動を実施しており、卒業論文も交通事故被害者遺族への支援をとりあげています。以下、本人からの文章です。
私は、被害者遺族の一人として、「他の人にはこんな経験を絶対にしてほしくない」と願っています。交通事故により、いつ誰が被害者になるかわかりません。でも、当事者でなくては、その苦しみ、無念さがわからず、どこか他人事のように思えてしまうものですよね。しかし、被害者への無関心から加害者の立場になってしまっては、取り返しがつきません。加害がなければ被害はあり得ません。「いのちのパネル展」は札幌学院大学内だけではなく、北海道のさまざまな場所で開催されています。もし、見かけることがあったら、このパネル展をきっかけに、被害の実相を知り、失うはずがなかったいのちを失わないために何が出来るか、そのことについて少しでも考えていただけたら幸いです。(人間科学科4年 山口紗季)
経営学部でも、一人でも多くの学生のみなさんにこの問題を考えてもらいたいということで、1年生を対象に「交通安全を考える」というテーマで講演会を企画しました。
詳細は経営学部のホームページで紹介しております。