〈お知らせ〉【キャリア支援課】障がいのある学生のためのキャリアガイダンスをオンラインで開催

【キャリア支援課】障がいのある学生のためのキャリアガイダンスをオンラインで開催

 30年以上にわたって障がい者の就職情報提供を行っている株式会社イフ(本社:東京)の網野 浩義 サーナワークス事業部次長を講師にお招きして2022年1月28日(金)、障がいのある学生を対象にしたキャリアガイダンスを開催しました。このガイダンスは2015年度から実施しており、今回で7回目となるものです。当初は、新札幌キャンパスを会場にハイブリッド形式(対面・オンライン)で実施する予定でしたが、前日から北海道にまん延防止等重点措置が適用されたこともあり、急きょ、東京と本学、参加者をオンラインでつないでの実施となりました。聴覚に障がいのある学生は遠隔操作による情報保障(パソコンテイク)を受けながら参加しました。
 ガイダンスは第一部と第二部に分けて実施され、第一部は雇用制度と雇用率の現状、就職活動の方法、就活ツールなどの説明、第二部は希望者を対象に個別相談を行いました。
 第一部で網野氏は、雇用障がい者数は年々増え続けており、最新の厚生労働省の集計では59万7,786人(対前年比3.4%上昇、対前年差1万9,494人増加)と過去最高を更新、なかでも精神障がい者の雇用数が伸びている現状を紹介されました。そのうえで就職活動にあたっては、1)「自分の強み」をまとめる、2)幅広く企業研究する、3)具体的に分かりやすく障がいの内容を伝える、が大切と強調。特に、障がいの内容の伝え方については、「A4用紙1枚に収まる程度に作成しましょう」と具体的なフォーマットを例示したうえで、「5~10人くらいの人に見てもらって、何度も書き直してください」とその重要性を繰り返し説明されました。
第二部の個別相談では、「インターンシップ参加企業のリクルーター面談が2月上旬にある」と面接対策についての相談があり、障がい者採用においても企業の選考が早まっている様子が伺えました。網野氏からは、「面接では、企業研究を十分行ったうえで自分のやりたいこと伝える、また、パソコンスキルなど自分のできることをしっかり話せることが大切」との説明があり、あわせて面接時の服装や企業研究ノートづくりなどについてもアドバイスがありました。
 キャリア支援課では、キャリアガイダンスの開催やサポートセンター・学生相談室との連携を通して、障がい学生の特性に応じた進路選択を支援しています。進路に関して不安や困りごとがありましたらキャリア支援課までご相談ください。
 このキャリアガイダンスを実施するにあたり株式会社イフの皆さまには資料提供を含めまして大変お世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。
キャリアガイダンスに提供いただいた資料

キャリアガイダンスに提供いただいた資料

  • 発行日: 2022年01月31日