〈お知らせ〉【人間科学科】置戸町勝山地区で考古学実習(現地実習)が行われました。

【人間科学科】置戸町勝山地区で考古学実習(現地実習)が行われました。

8月11日から17日まで、置戸町勝山地区において考古学実習(現地実習)を実施しました。この授業は、考古学の野外調査法の学習を目的に、遺跡での発掘調査・測量調査を行うものです。対象となった遺跡は、勝山地区内の勝山2遺跡です。

参加したのは、実習生8名の他に、本学の2~4年生、札幌国際大、明治大学の学生も参加し、総勢19名で調査が行われました。
学長指導中

鶴丸学長の指導です。

発掘は、前年度まで調査した部分をさらに拡張して行い、旧石器時代の遺物集中地点の検出を行いました。特に重要な個所では鶴丸学長が直接指導しました。学長自ら指導する発掘というのは、全国でも例がないでしょう。出土した遺物は、水洗し保管します。多くは、石器を製作するときにできた小さな破片ですが、中には道具(石器)も含まれます。測量は、遺跡の位置する丘陵の地形測量を行いました。学校で学んだ測量の方法や機器の取り扱いを、実際に現地で実践しました。
実習中には、地区の方々が発掘の見学にこられ、学生達も作業の経過を説明しました。また、14日には勝山地区の盆おどり大会のお手伝いをするなど、地域の皆さんとの交流も行いました。地域との交流も考古学実習の一部と考えています。遺跡は地域の貴重な文化財でもあり、その調査研究には、地域の方々の理解と協力が不可欠です。また、遺跡の内容や重要性を地域の方々に知っていただくことは、遺跡の保護にもつながり、考古学の重要な仕事です。地域との交流を通して、そのようなことも学んでほしいと考えています。
平板測量

授業で学んだことを実際に現地で実践しています。

人間科学科のホームページでも詳細を公開しております。こちらもあわせてご覧ください。
  • 発行日: 2013年09月19日
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