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6月19日(日)のオープンキャンパスにおいて、以下の要領でCUPコース説明会を開催しました。
時間:12:40~13:10
場所:コラボレーションセンター スペース2
参加者数:10名
説明会では、経済学部の久保田教授が説明を行い、その後社会情報学部の森田教授が補足説明を行うという形で行いました。参加した10名は、いずれも、経済学部あるいは法学部の学科説明会・ミニ講義を聴講してから来た生徒および保護者の方々でした。説明会が始まる前に参加生徒に希望するあるいは興味のある志望先を聞いたところ、地方公務員や、FP(ファイナンシャルプランナ-)などと答えてくれました。
以下に当日の久保田教授による説明の概要をまとめておきます。これにより、当日参加できなかった方達にもCUPのエッセンスが伝われば幸いです。
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CUPコース説明会
1.CUPって何?
2.CUPで何が身につくの?
3.(それらを)どのようにして身につけるの?
1.CUPって何?
CUP(Career Up program)コースとは経済学部と法学部が共同で開講・運営するコースのことです。経済学部および法学部に入学した学生は、それぞれ学士(経済学)および学士(法学)となるための専門教育を受けます。もちろん、(これまで同様)それは基本ですが、実社会で活躍するためには学部独自のカリキュラムに留まらず、(それに加えて)より幅広いかつ実践的な知識や技能を習得できれば有効であることは疑いないでしょう。そのような学びを実現するために、我々は社会情報学部の協力も得ながらCUPコースを開設しました。言わばCUPは”強力なプラスアルファ”なのです。
CUPコースは、「1.金融(FP)プログラム」、「2.公共政策(公務員養成)プログラム」、「3.情報(IT)プログラム」そして「4.社会調査プログラム」の4つのプログラム(科目群)からなります。
CUPって何?
上の4つのプログラムに沿って順番に解説すると次のようになります。
2-1.金融(FP)プログラム
このプログラムではFP2級(ファイナンシャル・プランニング技能検定2級)の取得を目指して科目を配置しています。この資格取得により、自身の生活設計や資産管理を適切に行う力が身につき、さらにファイナンシャル・プランナーとしての途が開けますので、そのメリットは大きいと言えます。
2-2.公共政策(公務員養成)プログラム
このプログラムでは、地方上級職、警察官、消防士などの地方公務員になることを目指して科目が配置されています。何が身につくか、という問に答えるとすれば、(しっかり勉強すれば)そのような公務員試験に合格するレベルの力が身につくということになるでしょうか。
2-3.情報(IT)プログラム
現在のIT社会は、コンピュータやネットワークなどの情報機器抜きには成り立ちません。そこで、実社会では様々な業務にそれらを有効に活用する力が求められています。このプログラムでは、そのような知識や技能を身につけることを目指しています。また、国家試験である「ITパスポート試験」合格を目指す演習科目あり、自身のキャリアを充実させるために活用できます。
2-4.社会調査プログラム
このプログラムの科目群を習得することで、社会調査士という資格を取得することができます。これは必ずしも就職に直接結びつく資格ではありませんが、その学習過程で、社会調査の方法やデータの分析手法が身につきます。そうすると、世論調査や視聴率調査などの結果を適切に判断できるようになり、言わば社会を読み解く力が身につきます。このような力は、公務員として地域の問題を把握したり、企業として市場の動向を推測したりする場合などに発揮されます。
CUPで何が身につくの?
上に述べたような知識・技能や資格は、全て当該プログラムの科目を習得することで獲得できます。もちろん、資格についてはそれに備えた本人の努力が必須ですが、基本的にはしっかりと関連科目を学習すれば目標は達成できます。ここで、一つ強調しておきたいことは、それらCUPコース科目群の修得は、経済学部あるいは法学部の卒業に必要な単位としてカウントされるということです。つまり、資格等のために特別に学部外の科目を履修する必要はなく、経済学部あるいは法学部のカリキュラムとして上記プログラムを学習すれば良いのです。これがCUPコースの大きな特長であり、学生側からしても大きなメリットであると言えると思います。
以上の説明のあと、特に参加生徒から質問等はなかったので、森田教授から情報(IT)プログラムについて以下のような補足説明がありました。
(1) 情報(IT)プログラムは、「デジタルデータをデザインできるようになるための科目群」や「ネットワーク上の情報流通のあり方を技術的側面から理解するための科目群」など、目的に応じて配置しているので、個々の興味や関心に応じて選択しやすいようになっている。
(2) 今後のIT社会では、ネットワークやコンピュータの仕組み、あるいはプログラムがどのように作られているのかなど、一般の人よりも少し深く理解しておくことが、それらを有効に活用する能力の向上につながる。
(3) その意味で、これらITプログラムは技術者になりたい人だけのコースではなく、むしろIT社会で末永く活躍できるための素養を身につけるための科目群と捉えて頂きたい。そうして、これらの修得によって、ITに強い学士(経済学)・学士(法学)を目指して欲しい。
引き続き、7月24日のオープンキャンパスにおいてもCUPコース説明会を開催します。CUPに関して疑問な点や不明な点があればできる限りお答えしますので、進学希望の方は是非ご参加下さい。
どのようにして身につけるの?