学校での「主権者教育」の必要性が喧伝されていますが、そもそも「主権者教育」とはどのような教育なのでしょうか。単に選挙の仕組みや投票の仕方を教えるだけの「選挙教育・有権者教育」だけでは、本当の意味で子どもたちを権利行使の主体である「主権者」として育てることはできません。
新しい時代の新しい主権者教育を始めるために、北海道で長年主権者教育に取り組んできた川原・山本・池田の三人が中心となって編著し、現場の教師や研究者など6名も執筆した『主権者教育を始めよう』が刊行されました。その出版を記念してのトークイベントを紀伊國屋書店・札幌本店で開催します。
第一部では人文学部の川原茂雄教授による「いま求められている主権者教育とは」というトークライブ、第二部ではこの本の執筆者と参加された皆さんとの「これからの主権者教育」をめぐってのクロストークを行います。