英語英米文学科
Department of English Language and Literature
【英語英米文学科】英語の勉強で困った時の強い味方—2023年度後期英語SA—
今年度の後期(10月~1月末)に英語学修支援コーナーで、2名の本学科4年生がSA(Student Assistant)を務めています。英語教員を目指している優秀な在学生が、学生の英語学習のつまずきを軽くしたり解消したりの手助けを行います。これは、札幌学院大学の理念のひとつ「協働」に基づく、学生が互いに学び合おうとする修学支援の取り組みです。
まず、英語英米文学科4年生の柳原柊眞さんです。
英語学修支援コーナー担当の先生にSAを勧められ、「学生に教えるという行為」は大切で、今後教職に就くかもしれないから自分のためにもなる!という思いで英語SAを引き受けることにしたそうです。
「むずかしいことばを使わないで説明するように心がけています。また、相手がどのくらい理解しているかを考えながら、話をしていって、理解度が上がっているようだったらまた言葉を選んで話をしていきます」とひとつひとつ丁寧に話します。柳原さんの研究テーマは語用論。言語が持つ意図、それを使う人、その場面などがさまざまにからみあった英語におけるコミュニケーションスタイルを3年生の時のゼミナールから継続して学んでいます。ここでの柳原さんの「相手の理解度をはかりながら教える」というこころがけは、ダイレクトに研究につながっているようです。
「在校生のみなさんには、遊びと勉強のどちらにも偏りすぎず、今できることを今やってほしいです」と優しいまなざしで話してくれました。
次に、英語英米文学科4年生の吉田紗彩さんです。
「相談をしに来た学生さんと対応する時に気をつけているのは、まずは相手のお話しや考えをよく聴いてから堅苦しくならないように対応することです。そうすることで、何をしたいのか、何がわからないのかが理解できるようになるんです」と言います。そしてその結果学生さんの希望に応えることができたとわかった時に充実感を感じるそうです。履修登録の相談があった時に、自分が経験してきたレポートの書き方や具体例を出してアドバイスをしたら、その後に「うまくできました!ありがとうございます!」と報告をしに来てくれたことがあり、英語以外にも自分の役目を果たせたことに満足感と嬉しさを感じたそうです。
「興味のあることややってみたいと思うことには是非挑戦してみましょう!周りになにか言われてもまずは挑戦することが大切」と話しました。4月から英語教師として社会人のスタートを切る吉田さんにとって、英語SAの仕事から得ることは大きかったようです。
2010年に発足した英語学修支援コーナーは、2011年より本格的に取り組みを開始しました。途中、感染症拡大のため休止した期間もありましたが、現在は以前と同じく運営されています。
英語学修支援コーナーは、本学の学生なら学部を問わず利用することができます。おふたりとも遠慮せずに英語のことはなんでも聞いてほしいとおっしゃっています。
下記、学生相談窓口予約システムから予約ができますが、英語学修支援コーナーをのぞいてみて、学生が誰も来ていなければすぐに対応できるそうですから、英語の勉強で困った時は気軽に行ってみてはいかがでしょうか。
※英語学修支援コーナー開設の時間帯と場所
毎週水曜日 SPACE 2(C館2階)10時~15時
毎週金曜日 C308教室(C館3階)10時~15時
- 発行日: 2023.11.28
- 札幌学院大学 人文学部 英語英米文学科
- 住所:〒069-8555 北海道江別市文京台11番地
- 電話番号:011-386-8111