2022年度に半期留学した4年生、松田梨緒さんからの報告です。半期留学のほか、海外インターンシップ、ゼミ活動などでのさまざまな経験を通じて、来年4月からは英語が日常的に使用される環境で働きます。カリフォルニア大学デーヴィス校での「たくさんのコミュニケーション」を報告してくれました。
はじめてでいっぱいの留学
今回の留学は今までの英語の勉強の成果を出すことができる機会だと思い、さらに大学人生で自分の中で一番の大きなイベントになると確信していたのでこの留学をとても楽しみにしていました。海外へは旅行以外の目的で行くことは初めてだったので、まずは友達ができるのか、自分のやってきた英語でどれほどコミュニケーションをとれるのかが不安でした。友達に関しては、よく「留学に行くなら日本人とは友達にならないほうが良い」と聞きますが、私は日本人の友達もたくさん作りました。現地の人とコミュニケーションの壁ができてしまうことは目に見えていたので、少しでも気の許せる友達を一人でも多く作っておいたほうが良いと考えたからです。もちろん、日本人だけではなくいろんな国の人と友達になりました。日本人にありがちなただ声をかけられるのを待つのではなく、自分からいろんなコミュニティに参加し、友達の友達とも会ったりして、年齢性別関係なく友達を増やしました。そうすることで徐々にコミュニケーションもとれるようになりました。
思い出の校舎とそこで出会ったお友達!みんな国籍が違うけど、日本が大好きな子たち!
アメリカでの生活は、最初の1か月くらいは正直、日本に帰りたくて仕方がありませんでした。というのも、毎日知らない人が家に来てパーティをやったり、紹介されて間もない人と英語で自分の意見を求められたりして、日本では自分は決して人見知りではなくどちらかというと社交性のあるほうだと思っていたのに、気づいたら知らない人と会うことが怖くなっていました。ですが、ホストファミリーを変えたことをきっかけに、せっかくアメリカまで来たのだから、もっと外に出てたくさん人に会おうと気持ちを切り替えました。
海外の雰囲気に馴染むことは簡単ではありませんでしたが、その分環境の違う場所でやり切ろうとする力はついたと思います。授業では、周りはほとんどが日本人でしたが、なるべく英語を話すようにほかの国の人とグループを作ったりして、学院では受けることができないようなレベルの高く今までとは違う授業を意識の高い学生たちと受けることができました。
ホストマザーの誕生日!みんなドレスアップして踊り狂いました!
留学で一番学んだことは「自分から話し、動けばすべていい方向にいく」ということです。授業、ホームステイ先、クラブ活動、特に後者の2つの場所は、自分から動いて話せば自分の負担にならないように、楽しく生活することができます。日本で生活しているときは当たり前にできていましたが、言語の壁があるとなかなか踏み出せない人がほとんどだと思います。助けてくれる人はいるのに、何も言わないから何も状況が変わらない、という人が周りには多かったと思います。
日本が好きな人たちとの集まりに参加!中国料理は日本人の味方
留学を終え、就活、海外インターンシップなどを経験しましたが、どの場面でも留学で学んだことは勉学面だけではなく生活面でも活かされました。来年からは英語も使う職に就くので、留学での成果を十分に発揮したいです。
- 発行日: 2023.11.13
- 札幌学院大学 人文学部 英語英米文学科
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