英語英米文学科2年生以上の学生が学ぶコミュニケーション科目「コミュニケーションスキルズ基礎」。今日は、期末研究プロジェクトを行う日です。

 英語のプレゼンテーションはもちろん、日本語でのプレゼンテーションもあり、思い思いのテーマでみんなの前に立って発表をしていきます。「Personal spaceについて考察したので、今日のプレゼンでも実際に対人距離を考えて実践してみました」「英語のプレゼンでしたが、相手が日本人の学生なので、重要なところは強調して3回日本語で伝えました」など発表するだけでなく、内容や感覚を相手に伝えるということを重視していたようです。

 「このテーマにしようと思った理由は何ですか？」「どうやったらさらに良くなると考えていますか？」など、内容を深める質問が発表を聴いた学生から寄せられます。発表者から回答をもらったあと、自分なりの意見を述べ、それが他の意見や経験の発表になり。。。と、盛り上がったディスカッションもあったようです。

 「コミュニケーションスキルズ基礎」は、異文化コミュニケーションの基礎を学ぶことで、自他の文化を客観的にとらえ、異なる価値観や行動様式を理解するための知識を身につけることをねらいとしています。これまで意識してこなかった自文化と他文化の「見えない境界線」に対する気づきと認識を深め、対人関係を維持・管理していくための具体的な方策を学びます。最終的に自ら関心を持ったテーマについて掘り下げ、クラスメイトへの説明と意見交換ができるよう学びを進めていき、3年生で、科目「異文化コミュニケーションスキルズ」を学ぶ力をつけていきます。