外国語教育に必要な理論や指導法・指導技術などを学ぶ「教職特講」。「中学校・高校の英語の先生」になるために求められる資質・能力と心構えを養う教科です。ここでは、英語の教職を目指す学生が、「聞くこと」「読むこと」「話すこと(やり取り)」「話すこと(発表)」「書くこと」を有機的に関連づけた言語活動が総合的に活用できるコミュニケーション能力を伸ばせるよう、授業がすすめられています。
今日(10月21日)は、英語教師3年目の卒業生、内潟琴美さんが本学を訪問し、「教職特講」で行われる模擬授業を参観しました。
今日の模擬授業の「先生」は、3年生の柳原柊眞さん。中学校2年生役のクラスメートの前で授業を行います。授業を始めるときには”Hi!Yusuke, How are you doing?”と生徒に問いかけ、生徒は”I'm doing good!”と挨拶を返します。今日の授業の目的は「There are/is~の英語の文章が使えるようになること」をみんなに示し、授業がすすんでゆきます。地図を利用したペアワークのゲームも行い、活気ある授業を展開していきました。
50分間の模擬授業が終了し、クラスメートから感想をもらいます。「どこがどうよかったのか」「自分だったらどのように生徒に伝えていくか」「どんなところがどのように足りなかったか」等の意見が続きます。自分たちも模擬授業で先生を体験しているからこそ、具体的な発言が次々と出てきます。
最後に内潟さんからも、現場での経験から、実際に行われる授業と生徒の反応に基づいて、さらに細かく講評がありました。また、「よく子どもたちに「英語は必要でしょうか」と聞かれます。いっぺんにできるようにはならないかもしれないけれど、これだけやってみよう、これだけ頑張ろうというのを先生がちりばめてあげるといいのかなと思う」と話されました。毎日生徒と真剣に向き合うことを大切にしている姿勢を感じました。
「琴美さんみたいな先生になれるようにがんばります!」という学生からの感想も聞かれ、今日の授業を通じて、教職への魅力はさらにアップしたようです。ひとつひとつの小さな歩みを大切にして大きく成長してほしいです。
- 発行日: 2023.01.27
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