SGU English Camp 2016 を終えて
8月25日(木)〜28日(日)の日程で、英語英米文学科のイングリッシュ・キャンプ (Oral Communication D)が開催されました。25名の英文科の学生と3名の教員がニセコひらふの「ペンション フルノート」に滞在し、英語漬けの4日間を過ごしました。 キャンプ中のプログラムでは、英語を用いた様々なアクティビティが用意されていました。今年の参加者は全員1年生で、はじめは英語のみの生活に不安や緊張を感じていたようですが、そのような環境にもすぐに馴染んで、どんどん英語でコミュニケーションを取るようになりました。以降、4日間のレポートをご覧ください。 【1日目】 この日は昼過ぎに大学を出発し、夕方にペンションに到着しました。
ペンションに着くとすぐに、夕食をはさんで多くのアクティビティを行いました。以下に紹介するのはその一部です。
「自分にとって大切なもの」というお題でのShow & Tell (1)
最後に、英語キャンプの日課である英語ジャーナル(日記)を各自でまとめ、初日のメニューがすべて終了しました。 【2日目】 2日目はあいにくの雨でしたが、屋内でできるアクティビティがたくさん用意されていました。
旅行者に英語で情報提供をするロールプレイ
このタスクを通じて、学生たちは英語で数を計算したり、正確に情報を伝えたりすることの難しさを再認識した様子でした。同じグループの仲間と反復練習をするなど、自分たちで努力する姿も見られました。
お気に入りの写真を使ったShow & Tell (2)
昼食の後は、ゲストスピーカーであるGreg Houghさんの講演を聞きました。
ニセコで観光業を営むGregさんは、ビジネスの観点から英語コミュニケーションの大切さについてわかりやすく語ってくださり、質疑応答も活発に交わされました。「英語を話せることで、ここニセコでの仕事のチャンスが大きく広がる。失敗を恐れず、どんどん英語でのコミュニケーションにチャレンジしてほしい」と語るGregさんの言葉が学生たちの心に強く残ったことが、その日のジャーナルの内容から伝わってきました。
【3日目】 この日は朝から晴天で、午前中は Alpha and Betaという異文化シミュレーション・ゲームを行い、午後はバスに乗って近くの観光スポットに出かけました。 Alpha and Betaでは、学生たちが異なる文化を持つ2つのグループに分かれ、それぞれの社会のルールを学んだ後に、ゲストとしてお互いのコミュニティーを訪れることで、異文化コミュニケーションの疑似体験をしました。
昼食の後は、バスで神仙沼に向かいました。バスを降りて片道20〜30ほど歩くと、写真のような美しい景色が目の前に現れます。
こちらのハイキングコースは海抜750m以上の高原にあるため、爽やかな空気の中で会話を楽しみながら歩くことができました。
ペンションに戻ると、夕食前のアクティビティとして、グループごとに英語のキャンプ・ソング作りに取りかかりました。参加した学生たちのほとんどは英語で曲を作った経験がなかったため、はじめはアイディアを出すのに苦労していましたが、メンバー同士で協力して知恵を絞り、童謡など親しみのあるメロディーに乗せて、オリジナルのキャンプ・ソングを完成させました。
そしてこの日の夕食は、ペンションの庭でのバーベキューでした。夕方の涼しい風を浴びながら、地元の美味しい食材とおしゃべりを大いに楽しんで、全員大満足の夜でした。
【4日目】 イングリッシュ・キャンプもあっという間に最終日となり、ジャーナルのまとめや、英語の手紙を書いたりして朝の時間を過ごした後、いよいよ前日に作ったキャンプ・ソングを披露することになりました。どのグループの歌もとても上手にできており、聴き手から喝采を浴びていました。
その後、庭でフリスビーを使ったアクティビティを行い、ペンションで最後の昼食をとりました。
フリスビー・ゲームのルールを説明するRob先生
昼食後、イングリッシュ・キャンプのフィナーレとして参加者全員に修了証が授与され、さらに様々な部門で優れたパフォーマンスを見せた学生への表彰も行われました。
今回のイングリッシュ・キャンプを通じて、学生たちは多くのインプットとアウトプットを経験し、積極的に英語でコミュニケーションを取ろうとする姿勢が日増しに強くなりました。また、時間が経つにつれて、教員に指示されなくても自主的に課題に取り組むようにもなりました。ここで身に付けた知識や経験を活かして、今後の大学生活をさらに有意義なものにしていってほしいと思います!