英語英米文学科

Department of English Language and Literature

【英語英米文学科】英語教員志望者をサポートします!—教育実践研究会(英語)—

2018.02.01

お知らせ
2018年1月10日(水)、「札幌学院大学 教師教育研究協議会」が開催されました。本学を卒業して現在教育現場で活躍する先生方や、教職を目指す在学生が集い、卒業生教員と在学生の交流、そして大学と卒業生教員の連携の強化を図ることを目的としています。

中学・高校の英語教員免許が取得可能な英語英米文学科からも、現役英語教員を多く輩出しています。この日の15時から2時間半ほど、卒業生教員の授業実践をメインとしたワークショップと、卒業生教員・在学生が混じるグループディスカッションが行われました。

まずは前半、高校で英語を教える高西貴幸先生によるワークショップ。近年注目を集めている「アクティブラーニング」の考え方を取り入れ、学習者に積極的に英語を使うよう仕向ける授業を紹介されました。具体的には、英語で2分間自己紹介をさせ(「2分」は英検の2次試験を想定しているとのこと)、次に、レッスンの本文の話題に関する写真を見せ、英語で説明させました。これにより、本文の内容に興味を持って「読みたい!」と思わせる仕掛けをするのが重要だ、とのことでした。
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後半のグループディスカッションでは、いくつかの小さなグループを作り卒業生教員と在学生の距離が縮まることで、在学生が卒業生教員に質問しやすい雰囲気になったようです。「特別支援が必要な生徒の接し方」「リスニングの力の伸ばし方」「目標設定の仕方」「具体的に授業をする上で苦悩していること」「課題提示のタイミング」など、教育実習などで現場で立つうえで具体的に考えておきたい内容の質問が多く飛び交いました。
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在学生からの質問に対し卒業生教員の方々も「目標を具体的に設定し、学校、学年などで共有することが大事」など熱心に回答くださっていました。

卒業生教員の中には、去年(2017年)3月に卒業したばかりで、臨時採用で働き、この4月から正採用され現場に立つ人もいます。彼らが自分の経験を後輩に熱心に伝える姿は、本学科の教員として感慨深くなりました。
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グループディスカッション後は、場所を移して立食パーティ形式の「情報交換会」。食事と(本学の学食が誇る)夜景を楽しみながら、さらに交流を進めていました。
 
今回の会が、教職志望の在学生の後押しになればと思います。年始のお忙しい中ご参加くださった卒業生教員の方々に感謝申し上げます。
  • 発行日: 2018.02.01