2013年度から英語教員を目指す学生を中心に指導してくださっている釣晴彦先生の最終講義が、1月20日に「教職特講」の講義で行われました。学校の現場で35年間務めてきた経験を活かし、教育現場で何が必要か、学生たちと話し合い、時には諭しながら現在まで授業を進めてこられました。
最終講義ではありますが、学生が模擬授業を行ういつもの光景で、授業が開始されました。
今日の英語の先生は、泉谷壮一郎さんです。クラスの反応を見ながら、鮮やかなコミュニケーション力を発揮して授業を進めていきます。
泉谷さんの授業が終わった後は、授業に参加したクラスメートから遠慮のない感想と意見が発表されます。そして最後に先生からの講評をいただきます。
模擬授業は自己発見と創造力を養うこと
「今日は最後の教職特講の授業でした。果たしてどんな授業をやるんだろう、今日はいつもと違って先生方も見に来ていらっしゃる。泉谷くんに諦めがでるのではないかと心配していたが、それがみごとに裏切られました。みんな心配していたかもしれないけれど、その心配をひっくり返してくれたから、ぼくはすごく嬉しかった。彼の人間性や授業を大切に進める気持ちが出ていてとてもよかった。「ちゃんと責任もって50分の授業を創り上げます」という彼のことばどおりで、とても頑張ったと思う。独自性が感じられた授業だったな、これからさらに勉強してほしいなぁ。」
「今までの模擬授業で最初失敗して立ち尽くした人、泣いた人がいるけれど、みんな2回目は素晴らしい変化をしている。もう一度挑戦することで、その人はそこで学んで成長していける。模擬授業は自己発見と創造力を養う場。人生は9割が失敗。だからこそ失敗から学んでいくものはたくさんあるんだよ。」
ひとつひとつ言葉をかみしめるように学生たちに伝える先生の姿が印象的でした。
「学生と関わることができてすごく充実した10年間だった。これからもみんな前を向いて進んでほしい」と締めくくりました。
これからの釣晴彦先生のさらなるご活躍を期待しております。
- 発行日: 2023.01.27
- 札幌学院大学 教育支援課人文学部係 英語英米文学科
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