12月4日午後、標題の研究会が本学社会連携センターの協力の下、新札幌キャンパス2階多目的ホールで開催されました。会場には30名ほどの会員の他、ZOOMによる多くの遠隔参加がありました。また、在札幌ロシア連邦総領事館からの参加者もあり、アダム・ラクスマンに対するロシア人の見方についても紹介がありました。
日本が鎖国中の1792年、アダム・ラクスマンによる使節団は、大黒屋光太夫ら日本人漂流民3人を伴い根室へ来航しました。その目的は従来、日ロ通商交渉であったとされていますが、発表者の山崎敏則氏はアダム・ラクスマンの階級に視点を置き、改めて使節の目的について再考した結果を発表しました。発表を受けて熱心な質疑応答が行われました。