本学社会連携センター主催の「学生ビジネスプランコンテスト」を2月26日、新さっぽろキャンパスで開催しました。本学と連携校から11チームが出場、社会や地域の課題解決、革新的なビジネスアイデアを競い合いました。
最優秀賞に選ばれたのは苫小牧工業高等専門学校フロンティアコースチーム。自治体の道路維持管理費のコストカット、ゴミ収集作業者の人手不足問題の解消等を狙いとして、市内を巡回するゴミ収集車にスマートフォンを装着、日常的に道路の破損状況をチェック、データを蓄積しAI分析する「道路パトロール機能」を付加するビジネスプランを提案しました。審査員からは「斬新な着眼点なので、苫小牧高専発ベンチャーとしてぜひ実現してほしい」と高い評価を得ました。
優秀賞は本学経済学科3年能登龍二さんと橋長ゼミナール(経営3年)がそれぞれ受賞しました。地域ボランティアをマッチングアプリにより事業化するプランを提案した能登さんは「ボランティアをビジネスにつなげることに苦労した。課題として指摘された事業運営の継続性について引き続き検討したい」、新札幌商店街と大学とのコラボレーションを提案した橋長ゼミナールの古山晶子さん(経営3年)は、「今回のプランを足掛かりに、将来的には新札幌の施設や飲食店などと連携した『地域通貨』(電子マネー)」を設立したい」と抱負を語りました。
「学生ビジネスプランコンテスト」は今後も開催します。コンテストをきっかけに、学生たちの起業に対する興味・関心が高まり、将来の起業化に向けた行動につながることを期待しています。