日本では、1年間で約7万人、1日に約200人、7.5分に1人が心臓突然死で亡くなっているというデータがあります(※)。原因の多くは「心室細動」と呼ばれる重篤な不整脈です。いわゆる心停止の状態です。
心室細動からの救命には、迅速な心肺蘇生とAEDによる電気ショックが必要となります。救急車が到着するまでの間に、その場に居合わせた人が、これらの処置を行うことで、救命率が格段に上がります。
本学には、第一キャンパス、第二キャンパスにそれぞれ2台ずつ、AEDが設置されています(AED配置図を参照)。来年度開設される新札幌キャンパスは「市民開放型」のため、多くの市民の方が利用されることから、AED7台を設置する予定です。
しかし残念なことに、我々の多くはAEDの使用方法を十分には理解しておらず、適切にこれを使用するには不安があります。
そこで今回、AEDメーカーの株式会社フィリップス・ジャパンの協力を得て、AEDの使用等、応急救護に関する動画を配信することとします。
皆さんの大切な家族や友人の命を守るため、この動画を参考に、適切な応急救護に関する知識を身に付けてください。
(※)総務省消防庁「H30年度版救急救助の現況」より
社会連携センター長 佐野友泰
学生部長 新田雅子