考古学実習では、発掘実習に向けて測量方法や機材の使い方について、鶴丸先生、臼杵先生からご指導を受けました。下の2枚の写真は、平板測量というもので、角度と距離を測りその場を図面におこす作業です。
……が、7/8〜12、胆振管内厚真町で行なわれた発掘実習。これらの測量を実際にやることはありませんでした。ただ、いずれも発掘現場では必要な測量技術なので、そのうち役に立つ日が来るでしょう。その日がくるまでより一層励むことにします。
その厚真での実習ですが、ダム建設に伴い沈む予定となる地区の全面発掘という、規模の大きい現場に参加させてもらいました。そこからは縄文からアイヌ文化期という、およそ4000年前から400年ほど前までのものが出ており、貴重な資料も多く見つかってます。また、その現場には札幌学院大の卒業生が何人か関わっていました。その先輩たちから指導を受け、そして夜は温泉宿に泊まりながらというすばらしい環境で実習ができ、とても充実した日々を過ごせました。
みんな慣れない作業で最後はくたくたでしたが、それぞれ得るものも多かったと思います。この経験は後々大いに生きていくことでしょう。
(鶴丸ゼミ3年 斉藤洋樹)