人間科学科では1985年より社会福祉主事認定の課程として社会福祉実習を実施し，その後1998年に社会福祉士受験資格課程の設置を認められ，多くの卒業生が社会福祉の第一線で活躍しています。また，それ以前のOBOG，あるいは他学科の卒業生で，福祉分野で働く方も数多くいらっしゃいます。しかしこれまで，福祉分野で働くOBOG同士，あるいは現役学生との交流は必ずしも図られておらず，そうした機会を設けることは積年の課題となっていました。そこで，約半年の準備期間を経て，10月30日（土）に初めての試みとして「福祉分野で働く卒業生との交流会」を開催しました。当日は，1970年卒の方からついこの春の卒業生まで22名のOBOGと2名の元教員（片桐元恵先生，松本伊智朗先生）がお集まりくださり，終始和やかな雰囲気で親睦を深めました。

第Ⅰ部は小林人文学部長からのご挨拶と参加者一人一人の簡単な自己紹介のあと，北海道社会福祉協議会の工藤さん（95年卒・松本ゼミ）と札幌南青洲病院の下倉さん（97年卒・津田ゼミ）の基調講話と質疑応答となりました。15名ほどの在校生も，お話ややり取りに熱心に耳を傾けていました。

第Ⅱ部はG館5階の文泉に移動して，懇親会となりました。第Ⅰ部では話し足りなかったのか，皆さんいきいきと歓談され，とても盛況でした。
第Ⅱ部は在校生が少なかったのがちょっと残念でしたが．．．
今回が初めての試みでしたので，いろいろと至らない点もあったかと思いますが，来年度以降も継続しながら少しずつ良いものにし，輪を広げていきたいと考えています。