人間科学科では毎年、テーマを変えて「人間論特殊講義」を夏期集中講義として開催しています。道民カレッジとの連携もしていますので、本学の履修学生に加え、道民カレッジの方が受講します。また、一般の方も受講できます。申し込み不要、参加無料ですので、当日、教室前での受付を行ってご参加ください。
テーマ スクールソーシャルワークの最前線
講義日程 2013年8月 19日(月)~8月 23日(金)
場所 札幌学院大学D館101教室
講義時間 2・3・4講(12:20~13:10までは昼休み)
2講 10:50~12:20
3講 13:10~14:40
4講 14:50~16:20
主催 札幌学院大学人文学部
コーディネーター 横山登志子(人文学部人間科学科)
ねらい
近年、学校では不登校やいじめなどの問題を抱える児童・生徒が増えており、そのなかにはさまざまな困難を抱える家庭の存在も少なくない。2008(平成20)年度より文部科学省は各地の先進事例をもとに小学校・中学校で「スクールソーシャルワーカー活用事業」を全国的に展開し、児童・生徒と、おかれている環境の両方に働きかけるスクールソーシャルワーカーを配置した。
本講義では、「スクールソーシャルワーカー活用事業」の5年を経過した現時点の、スクールソーシャルワークの現状と課題を浮かび上がらせることがねらいである。そのために、スクールソーシャルワークとは何かについての理論的枠組み、全国の活動や研究の動向、北海道の現状と課題、実践活動の報告を予定している。さらに、最終日は、典型的な事例をもとに援助内容を検討する予定である。
8月19日(月)「スクールソーシャルワークとは」横山登志子(札幌学院大学人文学部・北海道SSW活用事業エリアスーパーバイザー)
8月20日(火)「スクールソーシャルワークの実践報告」西陰貞子(元登別市SSW・精神保健福祉士)
8月21日(水)「北海道におけるスクールソーシャルワークの現状と課題」久能由弥(北星学園大学・北海道SSW活用事業スーパーバイザー)
8月22日(木)「日本におけるスクールソーシャルワークの現状と課題」山野則子(大阪府立大学・日本学校ソーシャルワーク学会理事)
8月23日(金)「スクールソーシャルワークの事例検討」河口まゆみ(北見市スクールソーシャルワーカー・社会福祉士)