今年度の第3回目のオープンキャンパスが9月29日(日)にありました。今回の人間科学科のミニ講義は、心理・教育領域の藤野先生による講義でした。
今回のミニ講義では、子どもは他者の心をいつ頃から理解するようになるのかというテーマを取り上げました。発達心理学の実験研究をとおして、主に1歳半頃と4歳頃に見られる大きな変化を紹介しました。それらの発達的な力は、相手の立場になってものごとを教える、相手を慰め励ます、嘘をついて相手をあざむくといった「人間らしい」行動の土台になります。短い時間でしたが、人間の心の起源の奥深さ、それを探求する心理学的手法のおもしろさが少しでも伝わったなら嬉しいです。
人間科学科では、社会、福祉、心理・教育、文化、思想という5つの領域があり、それぞれの学問領域から「人間」の生活や人生を探求していきます。みなさんといっしょに、学びを深めていきたいと思います。
次回のオープンキャンパスは、2014年3月21日となります。是非おいでください。