3月21日(火・祝)に新札幌キャンパスでオープンキャンパスが行われました。人間科学科の会場では「何を学びたいのか迷っているあなたへ 入門演習を体験してみませんか」と題して、参加者の皆さんに大学特有の学びを追体験していただきました。今回の担当はソーシャルワーク専攻の横山教員です。
人間科学科は専攻制をとっており、2年進級時にソーシャルワーク、心理・教育、地域文化の3つの専攻からどれか1つを選択します。入門演習はその専攻選択に向けて1年後期に履修する重要な必修科目です。
今回は2022年度のソーシャルワーク入門演習が取り上げられました。この授業では、ワークショップ「世界がもし100人の村だったら」やコミュニケーション演習を通して、「聴く」と「伝える」の両方の力をつけていくことが目指されます。また、映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』を題材に、映像からの学びを言語化する練習をします。横山教員からそれらの演習の流れがわかりやすく説明された後、実際に今年度の1年生が作成した発表資料を、SA(スチューデント・アシスタント)の学生2人が発表してくれました。テーマは「生理の貧困」です。複数の事例を基に、生理用品が買えないという現象だけではなく、その背景を丁寧に分析し、それぞれの問題に合わせた対処が必要だとの考察がなされていました。
大学での学びは「正しい答え」を探すことではなく「自分なりの答え」を理由とともに言語化して、それを人に伝えることです。今回の発表からは、1年生の学びの成果がよく伝わってきました。参加してくださった皆さんにも大学での学びの楽しさを体感していただけたなら何よりです。ご来場いただきありがとうございました!
ソーシャルワーク入門演習で取り組んだワークショップ「世界がもし100人の村だったら」の様子はこちらをご覧ください。