2021年4月に札幌学院大学は新札幌駅に近接した場所に「新札幌キャンパス」を開設し、大学院地域社会マネジメント研究科も現在の札幌市中央区と江別市の2拠点での展開から新札幌キャンパスへ移設、統合されます。そこで、地域社会マネジメント研究科は都市部中心市街地のまちづくりを学び、2021年から実践するまちづくりを考えるセミナーを2019年11月から開講しています。
　1月のセミナー前半では株式会社connel代表取締役の萩野正和氏からまちづくりの基本的な考え方、萩野氏が関わった千葉県の松戸市と柏市、東京都町田市の公園や中心市街地の活用法の講義を頂きました。今後のまちづくりが「使う→計画する→つくる」というプロセスで行うことと萩野氏の説明が記憶に残りました。後半では参加した学生と社会人の方々が「行きたくなる、使いたくなる場づくり、使いたくなるための方法」を検討するワークショップを学生のファシリテーションで行いました。萩野氏がワークショップの最後に「あなたのまちづくりが大切な人を連れて行きたくなる場所になるかを自問する必要がある」と締めくくった言葉に共感しました。

株式会社connel代表取締役の萩野正和氏によるご講演の様子

ワークショップの様子

　次回以降の新札幌まちづくりセミナーは、2020年2月21日（金）18時～20時に地方創生や中心市街地の活性化を担当する内閣官房地方創生本部の太田裕之氏にご登壇頂く予定です。3月13日（金）の最終回のゲストスピーカーは未定です。場所はいずれもJR新札幌駅に隣接した新札幌再開発事務所（札幌市厚別区厚別中央2条5－5）にて開催する予定です。オープンなセミナーですので、多くの方々の参加をお待ちしております。