今年第38回を迎える人文学部公開講座「人間論特殊講義」。今年の総合テーマは「人間の生命と尊厳について考える—相模原事件から1年」です。
この公開講座は全15回で構成され、5月20日はその第3回目と第4回目の講座が行われました。
この日は、本学法学部伊藤雅康教授より「人間の尊厳と人権保障」、人文学部佐藤満教授より「絆を結ぶ、心をつなぐ若者たち:障害当事者の若者と学生との交流」いうテーマで講義が行われ、本学の学生・一般の方合わせておおよそ90名の方にご参加いただきました。
また佐藤教授の講義では、特別ゲストとしてダウン症患者で札幌市内のコミュニティ・キッチンで働く小澤育さんをお招きしました。小澤さんの普段の仕事ぶりについて佐藤先生からVTRを使用しながら紹介があった後、小澤さん得意のダンスを披露いただきました。
講義後のアンケートでは「人間と個人、国家と憲法…様々なかけ合わせで『尊厳』という言葉のあり方を考えされられました」「見ていて笑顔になれるステキな笑顔でダンスされるので、幸せな気持ちになれました。」「障害者との触れ合いの中で、相手を知っていくことが本当に大切なことであると感じました」等多くの感想が寄せられました。
また、60代の一般の方からは「若い人達の考えに接する事ができ、公開講座のよさを実感しました」という、本学の公開講座ならではのご意見もいただきました。
人文学部公開講座は7月8日まで毎週土曜日(6月24日を除く)の1講時(9:10~10:40)と2講時(10:50~12:20)に行います。(7月8日のみ10:00~12:20)
このテーマにご興味のある方であれば、どなたでも参加が可能です。
事前申し込み及び受講料は必要ありませんので、受講を希望される方は当日直接教室にお入りください。
開講日:5月13日(土)~7月8日(土)の毎週土曜日 ※6月24日(土)を除く
時 間:9:10~12:20(休憩10:40~10:50)途中参加も可能です
※最終回(7月8日)のみ9:30開場 10:00~開会(12:20終了予定)
場 所:本学 D202教室(D館2階) 江別市文京台11番地
※7月8日(土)のみSGUホール(G館1階)
備 考:江別市民カレッジ講座及び道民カレッジ連携講座として開講します。
問合せ先:札幌学院大学教育支援課人文学部 担当:中村、高橋