9月28日 「学校現場から新卒教師に求められるもの」と題して、元札幌市立資生館小学校校長 益村豊先生にお話をしていただきました。
「なぜ、子どもを教えるのか」と問われたら、「一人一人の子どもに幸せになってほしいから」と答えます。そのために、より一層努力を続けていく。それが教師ですと話をされました。教員はこうあってほしいという願いも込められていました。学生の皆さんが、話をずっと聞きたいと思う時間でした。
どんなお話だったかは。以下の学生の感想をお読みください。
・教師というと教える立場であると思われがちですが、子どもから保護者から学ぶ姿勢も大切にしたいと思いました。
・教育実習に行ったとき、まず何とか授業を教えないとと思っていたのですが、信頼関係のない状態では誰もついてこなく、休み時間子どもと遊んだり、一緒に給食を食べていろいろな話をしていき、子どもたち一人一人のことが見えてくると、子どもも授業でたくさん協力してくれるようになったのを思い出しました。
・4月から教師になることに対して、不安になることの方が多かったのですが、益村先生が堂々と胸をはり、あせらず、ゆっくりと進んでいけば良いと言ってくださったことで、自分なりに一生懸命準備して前向きに頑張っていこうと思えるようになりました。
・子どもに教えることよりも、教えてもらうことの方が多く、教育とは一方的なものではなく、共に学んでいくことがわかりました。
・新任教師でも胸を張って良いというのを聞き、少し気持ちが楽になりました。自分でできることを精一杯やり、子どもの幸せのために努力できる教師になりたいと思いました。
・益村先生の優しさがとても伝わり、今まで出会ってきた子どもたちにもたくさんの愛情を与えてきたのだと思いました。すべてのお話の中に先生の信念があり、ぶれない軸があるのだと思いました。
・優秀な教師とは? とお話の際に、自分の教育(子どもの発想や授業の流れ)を映像を見るように想像すること。「メタ認知」できるかが大事で、それができれば良い授業をできるようになると聞いたとき、私も益村先生の様に教育実習の際、授業の流れや子どもの発言を考える時、一度板書して、子どもの机に座ってみることをしたので、あれはイメージするのに大切だったんだなあと思いました。
ぜひ、来年度もお話を聞きたい。それはすべての学生だけでなく、教員の気持ちです。ありがとうございました。
(By kitaoka)