6月8日に佐野さんが教育実習を行っている札幌市立中沼小学校を訪問しました。8日は、雨で順延となった運動会の翌日となりご迷惑をおかけしましたが、校長先生をはじめ先生方が授業参観の上、話し合いにも参加してくださり温かいご指導をいただきました。
当日は6時間目に、4年生の算数「がい数」の単元の7時間目(8時間扱い)の授業を行いました。
子どもたちは、前時までに、概数の意味やよさを理解し四捨五入を使って概数にすること等を学んできています。本時は、今まで学んだことを使い、目的に応じてどの程度の概数にしたらよいかを考える場面です。具体的に小学生の人数を棒グラフに表すためには何の位までの概数にしたらよいかを学習しました。
授業の山場で「100万の位までの概数にすればよい」という予想外の意見が出ましたが、佐野さんは驚きを見せず、その子どもの発言を大切に取り上げました。実際に全児童で100万の位までの概数にすることによって、次の「10万の位までの概数にしたらいいんだ」という子どもたちの納得を生む深まりにつなげていくことができました。
板書構成が整っており、字もとても丁寧でした。発問や指示も的確で、笑顔いっぱいに子どもたちと接していました。今まで子どもたちとよくふれあい、かかわりをもってきたからこそ、最後まで頑張って授業ができたのでしょう。
本学級の子どもたちは、主体的・対話的で深い学びができているため、佐野さんもそのレベルの高い学級の中で、担任の素晴らしい学級経営や授業技術を学ぶという素敵な実習をしていました。このような素敵な先生方、素晴らしい学校で教育実習をさせていただき、心から感謝しております。ありがとうございました。
(文責 松井)