北海道の産業・経済を調査する産業調査演習
産業調査演習は3年生以上を対象に、1年間を通じて北海道の産業・経済について現地調査を取り入れながら、分析を行います。北海道のサケマス産業を対象にして6年目。今年度の履修学生は17名です。
サケマスの生態や北海道とサケの文化的つながり
7月12日は、外部講師の清水幾太郎氏(北海道鮭鱒流通経済研究所所長)にお越しいただき、サケマスの生態や北海道とサケの文化的つながりについて講演いただきました。
学生たちは、身近なサケの種類の多さ、成長して河川にもどってくるまでの過程、また北海道がサケと深いかかわりがあること、清水氏の説明に興味津々のようです。授業後に、学生が清水氏を訪ねて質問する光景もみられました。
千歳市でサケに触れる
7月19日は、千歳市においてサケの施設見学です。毎年お世話になっている「千歳さけますの森 さけます情報館」と「千歳水族館」を訪問しました。
さけます情報館では、研究員の方々から説明を受けてサケの生態や、増殖事業について学びます。ご厚意により、ベニザケを水槽に入れるところを見せていただきました。学生らは、えさやり、放流などを行い、とても楽しそうです。
水族館の役割と地域の関わり
「千歳水族館」では、最初に菊池館長から水族館の役割、地域との関わりについてお話しいただきました。サケを通じて、地域、産業がつながっていくこと、水族館の歴史について、興味深いお話を聞くことができました。
その後、水族館にて自由行動。サケにタッチしたり、大きな展示水槽や川の流れを直接見ることができる水槽など、どの学生も「サケを展示する水族館」のコンセプトを満喫したのではないでしょうか。
10月には、サケの漁獲を調査するため、知床に調査に行きます。北海道に関わる産業、身近なサケをどのように今年度の学生たちは分析するでしょうか。
- 発行日: 2023.07.31
- 経済経営学部 経済学科