サケ・マス産業を調査
経済学科では、地域の産業について、データ分析や学術的知見だけではなく、
現場に足を運んでの調査研究にも力を入れています。
その一つが、
産業調査演習。北海道の「サケ・マス産業」について、継続的に調査を行っています。後期には、日本で最も漁獲量の多い地域、道東地方への調査があります。前期は、事前調査を近隣地域で行い、サケへの知識を深めます。
サケ・マスの知識を深めたい
今年度は5名の履修者となりました。意欲ある学生たちとともに、「事前調査を増やそう!」と決め、今まで行ったことのない調査地に向かいます。
キャンパス隣のサンピアザ水族館へ
まずは、5月中旬某日。水曜の授業に、新札幌キャンパスおとなりの「サンピアザ水族館」に向かいます。学生たちは「行ったことあります」とのことですが、今回はサケ・マスの生態と水族館業務について調査するのが目的。前の週に教員から簡単なレクチャーを受けていますが、実際に「サケの稚魚」コーナーで、学生たちが説明文を熟読する姿が見られます。こんな近くに、教材があってありがたいですね。
海産物の製造・販売に触れる
日付は変わって6月上旬某日。今日の調査一か所目は、開店時に話題になった「佐藤水産大通公園店」です。聞き取り調査のお願いに、快く応じていただきました。副店長から、佐藤水産のサケを販売することへの思い、さまざまな商品の開発、来客層についての説明がありました。学生たちは、真剣にメモを取り、商品を観察しています。
お昼間近、ということで、ヒアリング終了後にみんなで話題の「ミックスおにぎり」と「海鮮パフェ」を購入。「おいしい!」「今度、改めて他の商品も買いに来たい」など盛り上がります。
サケの放流と環境問題を学ぶ
2か所目はその足で、真駒内にある「札幌市豊平川サケ科学館」。無料で入れる施設ですが、全員「行ったことがない」。ということで、「カムバックサーモン」運動の地でサケの放流と環境問題について学びます。
館内ではいろいろな種類のサケの稚魚を観察しました。来場していた小学生とともに、学生らはサケの種類の多さに驚いたようです。
6月下旬には、さらに千歳市へサケの調査に行きます。間もなく第2回の調査について報告します!
- 発行日: 2024.06.19
- 経済経営学部 経済学科