就職状況が過去最高の結果に!!
◆就職状況レポート第1弾 2019年度卒業生の就職状況
さまざまな就職サポートを行っている経済学科。
2019年度は過去最高の就職決定状況となりました!
経済学科の就職に勝てるヒケツを数回シリーズでお届けします。
2019年度経済学部卒業生の就職状況(2020年度5月1日現在)は、卒業者86名に対して就職者は78名、「卒業者に占める就職者の割合」は90.7%でした。
この割合は、昨年度(90.0%)より0.7ポイント上昇し、過去最高となりました。 女子学生(7名)も全員就職が決まり,新たな社会人として出発しています。
2019年度本学部の就職状況を,道内の同じ経済学部経済学科と比較したのものが下の表です。就業力を重視した本学部教育の1つの結果があらわれていると考えます。
ちなみに、本経済学部の2019年度卒業生を「就職率」でみると、96.3%でした(札幌学院大学全体の「就職率」は95.1%)。
「就職率」って正確なの?-大学の就職実績をどのように捉えるか-
片山学部長が解説 『ワンポイント・ミニ講座』
各大学では、就職実績を表す場合、「就職率」という指標を用いることが一般的です。この「就職率」は、学生の就職状況を正確に表す指標でしょうか。
文部科学省は、大学生の就職状況をみる場合、「就職率」以外にもう一つ「卒業者に占める就職者の割合」という指標を使います。
前者の「就職率」は、「就職希望者に占める就職者の割合」で計算されます(就職者÷就職希望者×100)。後者の「卒業者に占める就職者の割合」は、その言葉通りの割合です(就職者÷卒業者×100)。
2つの指標は、就職者を「就職希望者」で割るのか、「卒業者」で割るかの違いですが、実は大学生の就職状況を正確に表すものは後者です。なぜなら、「就職率」の計算では、就職活動を途中で投げ出してしまった学生は、就職を希望しなかった者として扱われ、「就職希望者」から除外する大学が多いからです。こうした扱いは、大学によってマチマチですが、数としては無視できない大きさになります。また、「就職率」の計算では、親の自営業の継いだ者、(独立して)起業家した者は、統計上「就職者」から除外されますが、学校基本調査により計算される「卒業者に占める就職者の割合」では、これら自営者は、「就職者」に含めて計算されます。
「就職率」という指標には、以上のような問題点が多いことから、本学経済学部は「卒業者に占める就職者の割合」を本当の実態を示す指標として重視しています。