就職支援講座 —エントリーシートの書き方—
経済学部では、就職支援イベントをいくつか行なっています。
10月18日(木)にエントリーシートの書き方講座を実施しました。
曳田講師は、エントリーシートとは何か、エントリーシートとを書くときにおさえるポイント、そして今何をなすべきかの視点で講座を進められました。
エントリーシートに何を書くか、これが大切なポイント
1.自分の人柄を伝える:自分にしか書けない文章、自己PR、学生時代に力を入れたこと、志望動機など
2. 採用したいと感じさせる:志望動機を書くには、事前に仕事(会社)研究をしっかりしておくことが成功のポイント
講師は、この2点を踏まえて、エントリーシートを書き終えたら、必ず他の人に目を通してもらうこと(添削)を強調されました。書かれたことが自分基準になっていないかを知り、相手の知りたいことを伝えているかを確認するためです。くれぐれも添削をおろそかにしないことを強調されました。文章表現で注意する点をとして、抽象的な表現を避け、具体的に記述するためと説明されました。
たとえば、いろいろな経験、さまざまなことを学んだ、たくさんの苦労などの表現は具体性に欠けるので避ける方がよい、同様に、行動的、現実的などの何々的、協調性、社会性などの何々性、行動力、指導力などの何々力、などの言葉もできるなら避けた方がよい、と説かれました。
3.今、何をすべきか
講師は自己分析(自分自身のたな卸し)が是非必要ですと話され、自己分析ワークシートを学生に配付し、いくつかの作業をさせました。
自分の特徴(良い点など)を伝えるときには、どんな場面での活動・働きなのか、そしてその場面を具体的に書くように指示し、記入に当たって、社会人基礎力も忘れることのないようにと指示されました。最後に記入が終えたら、添削を忘れないようにと注意されました(添削のポイントは、具体的に書いているか、経験だけに記述になっていない、自己PRのポイントがずれていないか、第三者の視点を忘れないといことです)。
さらに、エントリーシートとは何か、その書き方,エントリーシートでのNG等についても丁寧に説明されました。
ESでのNGやその他ESを書くに当たっての細かな点にも注意
曳田講師は、エントリーシート(ES)とは何か、ESの書き方、ESでのNGやその他ESを書くに当たっての細かな点にも注意するようにと説かれました。その点を以下に挙げます。
1.エントリーシートとは何か
エントリーシート(ES)は履歴書とは違い、それぞれの企業(事業所)ごとの独自なもの(フォーマットや入手方法が企業に独自)ですと説明された。履歴書は自分の基本データ(生年月日などの)の提供。
2.エントリーシートの書き方
・まず心掛けることは、ESは他の人が読むことです。企業(事業所)の採用担当の人は数え切れない応募者
のESを読むことを心にとめて書くようにしましょう。
・次に、パッと見が大切で、はっきりと大きめの文字で書くことです。細く、細かい字では書かないこと。読み
手が苦労し嫌になることがあるからです。
・もっとも気に掛けることは、結論から書き、具体的に自分自身のことや志望動機や学生力を入れたことな
どを書くことです。採用担当者は多くの応募者のESに目を通していることに気をつけることが重要です。
3.エントリーシートでのNGならびに細かい点についても配慮
・誤字、脱字、無記入(目立つ空白)、さらに修正液の使用はNG。
・文字は丁寧につづる。
・顔写真も気を遣う。
これらのことは、読み手がなんのわだかまりもなく読める(ストレスフリーの)文章にするための気配りです。