経済学部では,2015年11月14日(土)・15日(日)に一泊二日で,函館フィールドワークを実施しました.
経済学部では,学生の就業力育成に学部をあげて取り組んでおり,学生が成長するきっかけとして学外での学習活動に力を入れています.特に「地域で活躍できる人材」の育成を目指し,これまで3年生を対象にインターンシップや産業調査演習(学外調査活動を含む演習授業),ゼミナール単位での道内調査活動,複数の大学が合同で研究発表を行う発表大会への参加などを行ってきました.
今回は2年生を対象に,3年生の本格的調査活動に向けた体験活動として,函館フィールドワークを実施しました.参加者は学生35名・教員3名で,調査テーマは「北海道新幹線への期待と函館経済の現状」です.
特に,来年2016年3月26日に北海道新幹線の開業をひかえた,新幹線駅としての新函館北斗駅を見学し,北斗市の取組みと新幹線への期待について聞き取りを行うのが中心的な活動でした.
現地では新幹線駅を抱えることになる北斗市に協力いただき,総務部および経済部の職員3氏に,お話しを聞くことができました.まずは,3氏の案内のもと,全員で駅隣の立体駐車場の上から駅近辺の整備状況や新幹線ホームを概観し,その後に駅構内を見学し,まだ開業前の新幹線ホームにも足を踏み入れました.
そして,公民館に移動して,3氏から北斗市の概要と新幹線への市の投資状況,観光強化の取組み,その一環としてのホッキ貝の寿司をモチーフとしたキャラクター(ズーシーホッキー)の誕生,5年後・10年後を意識したまちづくり・企業立地についてお聞きしました.
一泊二日で慌しい調査活動でしたが,学生たちは普段とは違った「学び」に意欲的に取り組んでいました.