2015年12月22日(火)に,学外活動報告会を開催しました.経済学部は「教室での学び」と同時に「学外での学び」にも力を入れています.今回は2年生のゼミナールの時間を利用して,学年合同で学外活動の報告会を開催しました.
まず山田学部長が,学部長あいさつとして,学外で学ぶ重要性について話しました.次に今年度,学外活動を実施した4グループ(経済学部3年生)が,それぞれの活動内容・取組みについて発表しました.
1つ目の発表では,平澤ゼミが東川町で実施した調査実習について報告しました.報告では,東川町農協の米の独自販売,日本語学校の開催,子育て支援の取組みなどが紹介されました.さらに平澤ゼミはSCAN(12月に開催された釧路公立大学における研究発表会)で,「北海道における農協の米販売戦略」について発表したことを報告しました.
2つ目の発表では,土居ゼミが普段のゼミナールで「北海道の市町村での人口増減」について検討した内容を,SCANで発表したことを報告しました.土居ゼミは,まず統計分析(回帰分析)で,北海道の市町村の増減に影響を与える要因を探り,その上で「子育て支援が重要」ということを突き止め,有効な子育て支援の取組みについて報告しました.
3つ目の発表では,産業調査演習(経済学部の学外調査活動を含む授業科目)の沼田町での調査実習が紹介されました.さらにこの調査に基いて,佐々木ゼミがSCANで「沼田町における地域経済振興の課題」について発表を行ったことを報告しました.
4つ目の発表では,外国書講読C(経済学部の海外実習を含む授業科目)の中国(北京)での実習活動が紹介されました.中国では,北京農学院の学生との交流や中関村にある企業の訪問を通じて,日本と中国の違いや中国経済の現状について学んだことが報告されました.報告者たちは滞在中の買い物での値段交渉を通じて,中国ビジネスのしたたかさも体験したようです.
聞き手の経済学部2年生は,先輩(3年生)の報告を興味深く聞いており,次年度には「自分が参加しよう」と心に決めた学生もいたように見えました.