講演では,「国際人の条件とは何か?」という問いから始まり,大陸側から日本を見た場合にどのように見えるかが語られました.つづいてマレーシアのマレー人,華僑・華人,インド人等からなる人種構成,マレー人を優遇したブミプトラ政策,マレー人と華人の商習慣の違いについて早川先生の体験も交えてお話しいただきました.また,マレーシアを発展させた東方政策(1982年~),マレーシアの物価やイスラム教関連について説明いただいた後,椰子の木からグルタミン酸(味の素の主成分)を含む澱粉に精製する過程を生産現場のスライドを交えて解説いただきました.グローバルビジネスを目指すためには海外でインターンシップを経験することが重要であること,就活でどのように長所,短所を話すべきかまで広い内容について語られました.最後に国際人の条件は,「日本の文化,歴史,習慣,伝統をきちんと語ることができる人間」という言葉で締めくくりました.
今回の講演会には数名の社会人も参加され,先生のお話に聞き入りました.
今後ともこのような講演会が開催され,学生の刺激となればと思いました