2019年10月11日(金)3時間目、SGUホールにて、経営学部「基礎ゼミナール」と経営学部石川千温教授が担当する教養科目「企業の経営と仕事」の共同開催で、特別講義を行いました。本学客員教授である深中メッキ工業株式会社代表取締役の深田稔先生がコーディネーターとなって、3名の講師の方たちにご来学いただき、シンポジウム形式の講義を行いました。「選ばれる企業になるには　選ばれる人になるには」をテーマに、企業経営にとって大切なこと、働くことで大切にしなければならないことなど、学生にとって自分の将来を考える貴重なお話をしていただきました。

【コーディネーター】
本学客員教授　深田 稔 先生　
〔深中メッキ工業株式会社　代表取締役〕

「何のために自分がいるかを考えて、目的を決めてみよう」
「どうせやるなら、おもしろく、かっこよく、全力で!!」
「仕事をする上で、いつも周りの人に笑顔でいてもらえることを
心掛けています。社員もお客様に笑顔になっていただけるように
いつも全力で働いています」

「夢は目の前にいるお客様に喜んでいただくこと」
「飲食業は、『モノ』を売うるのではなく、『コト』を売っている。
売り手のこだわりが『情報』としてしっかり伝わらないと意味がない」
「売上の安定期にこそ次のアプローチの準備をしっかりやる。
そうしなければ会社はダメになってしまう」
 

「仕事は人との繋がり、信頼で成り立っている」
「協力工場との密な連携があって、自分たちにしかできない仕事が生まれる。
愚直に真摯な仕事を継続することで、注目される仕事の依頼がある」
「新しい工場の命名でも、社員みんなの思いを込める。そうすることで前向きに
仕事を捉え、若手の成長にもつながる」

■最後の質問コーナーでは、学生の将来設計に向けた質問に対して、講師の皆さんお一人おひとりから、丁寧にアドバイスをいただきました。

■学生の感想(抜粋)
・3人の講師の方たちのお話を聞いて、お客様だけでなく、社員や周りの人たちを大切にしていることがわかりました。
・今日は、皆さんのお話を聞き、それぞれ企業方針があって、人との繋がりがあることを知りました。大学を卒業し社会人の一員となるために、とてもためになる素晴らしい講演でした。特に石黒さんの考え方は、素晴らしいものばかりで、石黒さんのような上司がいたら素晴らしい会社だなと感じました。
・どの業界でもお客様がいるので、絶えず何を求められているのかを考えることが大事だということを学びました。
・会社に入るというのは、そこで働くだけでなく、学ばせてもらうという姿勢が必要だとわかりました。
・寄木さんのお話で、「レストランであっても情報を提供して売るということが大切だ」ということに納得しました。また、経営者が社員やアルバイトに対して、「やりたいことを熱く語ることが大切だ」ということが、アルバイトをしていてよくわかりました。
・大学を卒業するまでに学ぶべきことがたくさんあり、それを突き詰めようと思いました。謙虚さ、根気強さ、客観的に物事をみる力など、社会に求められる人材になりたいと感じました。
・「選ばれる人」になるうえで、常に正直であることが一番大事なことだとわかりました。
・小林さんの、社員が幸せになってこそ会社は成長する、という具体的なお話に感動しました。
・今日の講義で、何事も本気で燃焼して、後悔なく取り組みたいと思いました。自分を知り、自分を見つめながら人間性を高めていきたいです。
・現時点で夢がなくても、色々なことにまず挑戦することが次につながるのだなと感じました。
・勤めてからも勉強することが大切であるという深田さんの話を聞いて、ハッとしました。ずっと学び続けるという心構えが大切だと考えさせられました。

このたびは、お忙しい中、わざわざ北海道まで来ていただき、まことに有難うございました。また事前に丁寧なスライドを作成していただき、学生にもしっかりと皆さんの熱い思いが伝わりました。学生にとって大変貴重な学びとなりましたこと、心より感謝申し上げます。今後ともご支援賜りますよう、よろしくお願い致します。