橋長真紀子ゼミナールが参画した札幌市の大学生向け消費者教育テキスト教材「大学生のための消費生活入門」(A4判:173頁)が、平成30年3月に発行されました。本教材は、札幌市が消費者支援ネット北海道に委託し、平成29年度に制作した教材で、大学生に起こりやすい消費者被害に関し、漫画や実例、すごろくゲームを用いて、大学の授業で活用してもらえる教材として制作されました。同団体に所属する弁護士、司法書士、大学教員等が委員として関わり、委員の所属する大学(北海道大学、札幌大谷大学、北海学園大学、札幌学院大学)の学生が企画に参画し、大学生の視点を盛り込んだ消費者教育教材として制作されました。
教材は、学年ごとに被害が多発する事例を2つずつ取り上げ、1年生は、「賃貸アパートの原状回復」「アルバイト先でのトラブル」、2年生は、「マルチ商法」「出会い系サイト」、3年生は、「語学教室などでのトラブル」「自己啓発セミナー」、4年生は「クレジットカードの仕組み」「保険の仕組み」について漫画や実例を盛り込み解説しています。テーマごとに確認問題、発展問題も盛り込まれ、知識を深化させ定着させるよう工夫がされています。また、後半には、消費者被害救済策や札幌市の消費者被害のデータ集、授業の導入に活用できるすごろく等も掲載されています。教材は、以下のWebサイトからもダウンロード可能です。