本学心理学部の菊池浩光教授のゼミでは、災害が起きたことを想定した物語を考える「防災小説」の効果についての研究をおこなっています。
通常の避難訓練と防災小説に取り組んだ場合とを比べて、防災意識がどのように違ってくるかということを、札幌市立澄川小学校のご協力を得て調査しています。そのため、防災士の資格を持つ菊池教授の出前授業が4回行われ、児童たちは、下校時に地震が発生したという想定で、自分を主人公にした800字程度の作文(小説)にチャレンジしています。
卒業論文での研究の一環として、この調査に関わっている4年生の大槻レナさんは「避難訓練だけでは、子どもたちの災害に対する想像力を育むことは難しいと思う。自分ごととして捉えることで、危機察知能力やリスク回避能力を高めるきっかけになれば」とコメントしています。
大槻さんの卒業論文にも注目!
(「北海道通信」令和6年10月1日付記事より)