12月13日、「臨床心理学演習Ⅱ」のゼミでは、横山光先生（北翔大学）をお呼びして、「自然災害を正しく知って、正しく恐れる」というテーマでご講義をしていただきました。このゼミでは火山噴火、地震、台風、津波などにおける被災者の心のケアを取り上げてきたのですが、そもそも自然災害の仕組みやそれが引き起こす事態について学習する機会がありませんでした。

横山先生は、北海道で災害が起こる理由を地形や地形の成り立ちからも説明くださり、江別、新札幌の地域でどういう災害の可能性があるのかといった身近な話題にも触れていただいたので、学生たちは自分が住んでいる場所での防災・減災意識が一気に高まったようでした。最後には、災害自体は起こるものとして、自然・地形が語る声を聞いて畏怖の気持ちを持って謙虚に生きていくことが防災である、とまとめてくださいました。

これからも、生きている地球と共に生活していく私たちにとって、見識が大いに広がる大変有意義なご講義でした。（菊池浩光）