法学部の専門科目の法政総合講座、リレー講義です。今年度は人権をテーマに、身近に法律について考えてもらう内容となっています。ここでは広義の法の立場から人権に関して認識を深めて頂くことをめざしています。
第4回目(10月16日)は、伊東秀子弁護士による「刑事訴訟法—刑事事件における『証拠』は誰のものか~恵庭OL殺人事件~」の講座でした。裁判で検察官が提出する証拠は被告人を有罪にできると判断したものだけであり、国家権力を裏付けにあらゆる証拠を集めることができる警察・検察と強制権限を持たない弁護人とでは集められる証拠に大きな差があり、それが日本の刑事裁判の有罪率が99.9%となる大きな理由であることを、実際に弁護を担当した裁判を通じてお話を頂きました。
今後の予定についてはチラシをご覧ください。
*受講料無料/事前申込不要 受講希望の方は当日直接会場までお越しください。
会場:札幌学院大学D202 13時10分~14時50分